おもとの系統

おもとは大葉系統、中葉系統(薄葉系)、小葉系統(羅紗系)の3種類のに分類されています。各系統の中で芸や斑の違いによりさらに細かく分類されています。このように多くの種類がありますから自分の好みに合った品種を選ぶ事ができるのも大きな魅力です。                   

大葉系・・・葉の長さが30センチ以上になる大きな品種です。覆輪、縞、中透け(曙
          柄)、虎、図等、柄(芸)の種類があり豪快な姿を楽しむ事が出来ます。
 中葉系・・・葉の長さが25センチ程の長さで大葉系に比べて半分位の大きさです。
 (薄葉系統)  
特徴は葉裏の葉脈(背骨)がはっきりと解るのと、葉の表面にツヤ(光
          沢)がある物が多い。この系統にも多くの柄(芸、斑)の種類がありま
          す。又、この系統には種類が多く、形の変わった系統もあります。縞甲
          竜系や、葉がカールする特異な外観を持つ獅子系統があります。

 小葉系・・・ 葉の長さが3センチ〜15センチ位の小型種で、羅紗地と呼ぶザラッとし      (羅紗系統)  た地肌(地合い)を持ち葉肉があります。この系統の最大の特徴は毎年
           変わる葉の変化(芸と呼ぶ)です。1才から2才、3才と毎年変化して行く
         芸を鑑賞するものです。羅紗系は奥が深いと言われるゆえんでしょう。
         品種も多く上記の大葉系、中葉系にある芸や柄は殆んどあります。狭
 い場所に数多く置く事が出来るのも魅力の一つでしょう。 
          
  系統写真

   おもとの病害虫                         
 虫 害                                                 
1、スリップス・・
・アザミウマの害です。新葉が伸びて来て初めて気付きます。定期的な薬剤散布を                            心がけて下さい。マラソン乳剤、スミチオン乳剤を散布します。                             2、カイガラ虫・・・体長1〜2ミリの甲殻に覆われた楕円形の虫が付着し、おもとの養分を吸いま 
           す。ひどくなると分泌液の為ススが付いたように黒くなり、蟻も寄ってきます。手
           で取り除いても取りきれませんので薬剤散布が効果的です。スプラサイドが特効
薬です。                            
                                 3、ナメクジ・・・・やわらかい新葉を食べ、葉に穴を開けます。夜間に捕殺するかペレット状の毒餌で駆除します。                                                 病 害
1、赤星病・・・・葉の表面に小さな淡黄色の斑点が出来、だんだん大きくなり赤黒く変わって行きま                                                                              す。非常に伝染力が強いので見つけ次第病気の部分を切り取り、薬剤散布を行って下さい。
2、葉先炭素病・大葉系や、実親に良く見られます。葉先部分が赤茶色になります。この病気も伝染しますので病気の部分を切り取り薬剤散布を行って下さい。

 赤星病、葉先炭素病に対する殺菌剤は、ベンレート、トップジンM、ダイセン、トリフミン等。注意点は殺菌、殺虫とも散布する時に同じ薬剤を連続使用しない事、散布毎に薬剤を変える事が大事です。

                           病虫害写真

                         

                                        

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